営業マンがスマートフォンから音声で商談内容を吹き込むだけで、AIが文字起こし・定性6項目への自動仕訳・提案商品サジェストを行い、日報ファイルをOneDriveに自動保存する仕組みを構築します。
基幹システムから出力した仕入明細CSVと、仕入先からの請求書(CSV・Excel・PDF)を自動照合。仕入先ごとの照合キー設定・差異修正・再照合サイクルを経て差異ゼロで完了承認する仕組みを構築します。
n8nワークフロー自動化ではなく、サーバを立てた簡易Webアプリケーション(システム)として実装します。営業マン向けのスマートフォン対応音声録音フォーム(AI商品サジェスト付き)、経理担当向けのアップロード・照合・再照合画面をそれぞれ構築し、AI(音声認識・LLM・OCR)によるデータ処理を組み込みます。
スマートフォンから音声録音フォームで商談内容を記録。AIが提案商品をサジェスト
ダッシュボードで営業マンの訪問実績・充実度・提案傾向を横断確認
請求書アップロード・照合実行・差異確認修正・再照合・完了承認
基幹システムから得意先マスターをCSVで出力し、本システムのDBにインポート。追加開発不要でPoCから利用開始できる。マスター更新時は再インポートが必要。
基幹システムの得意先マスターはKintoneにも同期済み。KintoneのAPIまたは基幹システムのAPIオプションを通じてリアルタイム取得も可能(次フェーズで検討)。
得意先マスターに登録されていない歯科医院へのスポット訪問も自由入力で対応可能。ただし将来の売上分析と紐付けるため、入力の表記ゆれに注意が必要。スポット入力とマスター選択の両方をサポートする設計とする。
音声認識やLLMの精度には限界があるため、全てを音声入力→AI抽出に頼るのではなく、前提情報は人が事前入力し、AIは候補提示・仕分けに特化する設計としています。
確認・編集画面で営業マン自身が最終確認して確定するため、AIの認識精度は人が担保します。商品候補リストからタップするだけなので操作負荷も最小限です。
どのディーラーにどんな商品を提案したか、誰にアプローチしたかを記録・蓄積。「どのポジションへのどんな提案が売上につながったか」を後から分析できる基盤を整える。歯科医院への直接訪問は結果記録に留め、ディーラー訪問の提案内容を重点的に管理。
日報データ(どんな提案をしたか)と基幹システムの売上データ(実際に何が売れたか)を紐付けることで、提案→受注の効果検証が可能に。今のDB設計段階から得意先マスターIDで紐付けておくことで、Phase 2移行時のカスタマイズを最小化できる。
定性指標を事前に共有することで、営業マンが「何を話せばいいのか分からない」という迷いがなくなります。6つの観点がガイドとなり、日報の充実度を組織全体で統一できます。
現在の6項目は初期設定です。運用開始後に項目の追加・変更・削除が可能なため、営業戦略の変化や現場のフィードバックに応じて、常に最適な指標体系へ進化させることができます。
| 機能 | 分類 | 詳細 |
|---|---|---|
| 音声録音Webフォーム(スマホ最適化) | Must | スマートフォン完全対応、訪問先 / メーカー事前選択、録音・提出 |
| 訪問先マスター連携 | Must | 得意先マスターCSVインポートによるプルダウン選択 + スポット自由入力 |
| AI音声テキスト変換 | Must | STT API連携、文字起こし |
| AI商品サジェスト(新機能) | Must | 音声から商品名抽出 → マスター照合 → 候補リスト10件提示 → タップ選択 |
| ディーラー名自動抽出 | Must | 音声テキストからディーラー名を自動抽出・表示 |
| AI定性データ自動仕訳 | Must | LLMによる6項目自動仕訳(項目はカスタマイズ可能) |
| 確認・編集画面 | Must | 商品候補リストからの選択、解析結果のその場修正 |
| OneDrive自動保存 | Must | Graph API連携、Word/Excel出力、得意先IDで紐付け保存 |
| 充実度ダッシュボード | Better | 営業マンごとの定性項目充実度・訪問実績の管理者向け可視化 |
| Kintone / 基幹API 連携 | Phase 2 | リアルタイム得意先マスター取得、売上データ連携・分析 |
仕入先1社につき1フォーマット。「この仕入先はJANコードで照合」「この仕入先は仕入先独自番号で照合」「この仕入先は品名照合(あいまい一致)」のように、仕入先ごとに使用する照合キーを事前設定する画面を用意。
人手で修正・確定した照合結果をシステムが蓄積。次回同じ仕入先の請求書照合時に、過去の照合実績を参照して精度を向上。「前回この商品名はこれと対応した」という履歴を活用。
差異ゼロになるまで③〜④を繰り返し、最終的にシステム内で完了承認することで、照合業務が完結します。
| 機能 | 分類 | 詳細 |
|---|---|---|
| CSV取込機能 | Must | 基幹システム仕入明細CSV(固定フォーマット)の取込 |
| 請求書データ取込機能 | Must | CSV・Excel・PDF等の多様なフォーマット対応(一括 or 個別アップロード) |
| 紙請求書デジタル化 | Must | OCRによるPDF→デジタルデータ変換 |
| 仕入先別照合キー設定 | Must | JANコード・仕入先番号・品名など照合キーを仕入先ごとに設定・管理 |
| 自動照合機能 | Must | 設定済み照合キーによる明細突合、差異ハイライト、信頼度判定 |
| 確認・修正画面 | Must | 差異箇所・低信頼度明細の人手確認・修正 |
| 再照合機能 | Must | 修正後CSVの再アップロード → 再照合 → 差異ゼロまで繰り返し可能 |
| 完了承認フロー | Must | 差異ゼロ確認後にシステム内で照合完了を承認・記録 |
| 差異箇所メール通知 | Must | 要確認箇所のみを担当者にメール通知(合致分は通知不要) |
| 照合フォーマット設定画面 | Must | 仕入先フォーマットの追加・編集(初期10社以降も自社で追加対応可) |
| 照合結果の学習・蓄積 | Better | 人手確定した照合結果を蓄積し、次回以降の精度向上に活用 |
| API | 用途 | 利用量 | 月額目安 |
|---|---|---|---|
| STT(音声→テキスト) | 営業日報の文字起こし | 200件 x 平均2分 = 400分 | ¥100〜300 |
| LLM(定性仕訳 + 商品名抽出) | 6項目自動仕訳・商品サジェスト | 200回/月 | ¥100〜300 |
| OCR(PDF読取) | 紙請求書デジタル化 | 150ページ/月 | ¥100〜300 |
| Graph API | OneDrive保存・メール送信 | — | ¥0 |
| API利用料 合計 | ¥500〜1,000 | ||
| 日報作成時間 | テキスト入力 15〜20分 → 音声2〜3分 |
| 日報定着率 | 不定期・属人的 → 1訪問=1録音で習慣化 |
| 提案商品の記録 | 40万件から手動選択 → AI商品サジェストで素早く確定 |
| データの構造化 | 非構造テキスト → 定量3項目 + 定性6項目 |
| 管理者の視認性 | 売上実績の目視のみ → 訪問実績・充実度の横断把握 |
| 将来の発展性 | 基幹売上連携・提案→受注効果検証・MCP自然言語分析 |
| 照合作業時間 | 人手で数時間 → 自動照合+要確認箇所のみ |
| 差異検出精度 | 目視の見落としリスク → 明細レベルで自動検出 |
| 表記ゆれ対応 | 毎月手作業で対応 → 仕入先別照合キー設定で吸収 |
| 照合完了確認 | 手作業で最終確認 → 差異ゼロ確認後に完了承認ボタン |
| 結果共有 | 手動報告 → 要確認箇所のみ自動メール通知 |
| 拡張性 | フォーマット設定画面で仕入先追加、照合精度は学習で向上 |
基幹システムベンダーがAPIオプションとして開発予定のREST API(APIキー認証)を活用。リクエストに応じた特定データ(売上実績・受注履歴 等)を取得し、日報データと紐付けて分析できる基盤を構築。
基幹システムの得意先マスターはKintoneにも同期済み。KintoneのAPIを通じてリアルタイムに得意先マスターを取得することで、日報フォームの訪問先プルダウンを常に最新状態に保てる。
MCP(Model Context Protocol)は AIが外部システムに安全にアクセスするための仕組みです。弊社でMCPサーバーを構築し、基幹システムのAPIと接続することで、以下のような自然言語でのデータ活用が可能になります。
「先月Aディーラーで提案した商品のうち、今月売上が上がったものはどれですか?」
「Bエリアの担当者が最も訪問しているディーラーと、そこでの提案傾向を教えてください」
MCPサーバーの構築は弊社が担当。基幹システムAPIのエンドポイントさえご提供いただければ接続可能です。
| フェーズ | 内容 | 前提条件 |
|---|---|---|
| Phase 1 | 営業日報AI(スマホ音声入力 + AI商品サジェスト + OneDrive保存) 仕入先請求書照合(照合キー設定 + 再照合サイクル + 完了承認) |
基幹システム CSV出力のみ(追加開発不要) 得意先マスター CSV インポート |
| Phase 2-A | Kintone連携による得意先マスターリアルタイム取得 | KintoneのAPIアクセス権限付与 |
| Phase 2-B | 基幹システムAPIオプション連携(売上データ取得 + 日報との紐付け分析) | 基幹システムベンダーによるAPIオプション開発・提供 |
| Phase 2-C | MCPサーバー構築による自然言語クエリ(売上分析・提案効果検証) | Phase 2-B完了 + 分析要件の確定 |
営業マン向け音声録音フォーム(AI商品サジェスト含む)、管理者ダッシュボード、経理担当向け照合画面を
タブ切替で体験いただけます。